【アスリート必見】絶対負けたくない!!本番で力を発揮するために重要なピーキング。

スポーツ

絶対負けたくない!!本番で力を発揮するために重要なピーキング。

こんにちは。福岡伸哉です。

「本番前にコンディションを崩した」「なんか体が重くて思うようにプレーできなかった」など、よく耳にしたり、経験したりしませんか?

せっかく、本番に向けて練習をしてきたのに、いざ、本番で力が発揮できないのはもったいないですよね。

なぜ、本番にコンディションをピークにもっていくことができないのでしょうか?

今日はそんな悩みに答えていこうと思います。

その答えを説明するのに、必須なことがトレーナーなら聞いたことがある「ピーキング」という言葉が鍵になります。

本番で力を発揮するために重要なピーキングについて考えていきたいと思います。

本記事を読むことで、本番で力が発揮できる方法や、やってはいけないことがわかるようになります。

記事の信憑性

記事を書いている僕は、バドミントン部に小中高と所属し、インターハイの出場経験もあります。理学療法士として10年間総合病院でスポーツ整形を中心にリハビリテーションに従事。院外では高校、実業団、日本代表選手のスポーツトレーナーとして活躍してきました。現在は独立開業し、スポーツトレーナーの活動を継続しています。

それでは、さっそく見ていきましょう。

本番までにピークパフォーマンスにもっていく重要な要素

スポーツパフォーマンスをピークに持っていくためには、いくつかの重要な要素があります。

以下にいくつか挙げてみます。

1. 継続的なトレーニング

パフォーマンスを向上させるためには、継続的なトレーニングが必要です。

定期的な運動プログラムを実施し、体力や技術を向上させることが重要です。

2. 健康的な生活習慣

睡眠、栄養、ストレス管理など、健康的な生活習慣を保つことは、スポーツパフォーマンス向上の鍵です。

バランスの取れた食事、十分な休息、ストレスを軽減する方法を取り入れましょう。

3. メンタルトレーニング

スポーツパフォーマンスは体力だけでなく、メンタルな要素も重要です。

集中力、自己管理、自己信頼心を高めるために、メンタルトレーニングを取り入れることが有効です。

4. 目標設定と計画

明確な目標を立て、それに向けた計画を立てることは、パフォーマンス向上に不可欠です。

目標を明確化し、目標に到達するためのステップを踏むことで、モチベーションを維持し、効果的に成長することができます。

これらは一般的な要素ですが、個々のスポーツや個人の目標によっても異なることがあります。

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ピークパフォーマンスに重要な「ピーキング」

先程述べたスポーツパフォーマンスをピークにもっていく要素から実際に適切なトレーニングや戦略的な計画によって、競技者をピーク状態にもっていくことを「ピーキング」と言います。

ピーキングの具体的なアプローチは、競技や個人の特性によって異なりますが、一般的な原則についてお伝えします。

まず、充分な休息と回復が重要です。

トレーニング中や試合の前後に適切な休息を取り、身体と精神のリフレッシュを図ることがポイントです。

また、トレーニングの強度や量を調整することも重要です。

ピーク時には、競技に必要なスキルやエネルギーを最大限に発揮できるようになるため、適切なトレーニングプログラムを作成する必要があります。

これらトレーニングを調整する(量を減らしていく)ことを「テーパリング」と言います。

テーパリング

テーパリングは、競技者がピークパフォーマンスに向けて調整する期間です。

ピーキングのテーパリングでは、最も重要なことはトレーニングの量を減らし、休息と回復に重点を置くことです。(強度は変えない)

トレーニング量を減らすことによって、筋肉や神経系の疲労を解消し、身体の回復を促します。

これにより、集中力やパフォーマンスの向上が期待できます。

また、テーパリングの期間中には、栄養摂取や睡眠などの回復方法にも注意を払う必要があります。

バランスの取れた食事や適切な水分補給、十分な睡眠は、体力と集中力を維持するために重要です。

どれぐらい減らしていけばいい?

テーパリングのトレーニング量の減少は、各競技や個人の状況によって異なりますが、一般的なガイドラインがあります。

通常、ピーク時期の1〜2週間前からトレーニング量を減らし始めます。

この減量期間では、トレーニング量を通常の30〜50%にまで減らすことが一般的です。

しかし、個人的にはもう少し早い段階から調整していく方がいいと思っています。

1ヶ月〜2週間前まではトレーニング量の60%〜50%ほどに減らす方がいいと思います。

さらに、競技者の状態や必要に応じて調整することもあります。重要なのは、疲労を解消し、身体と精神の回復に十分な時間を与えることです。

ただし、すべてのトレーニングを停止するわけではありません。

テーパリング期間中には、体の状態を維持するために、軽い練習や技術の確認などを行うことが一般的です。

適切なトレーニングの量と強度を見極めるために、コーチやトレーナーとの協力も重要です。

やってはいけないこと

急激な体重の増減

急激な体重の増減は、スポーツパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。

これは、体重の急激な増減が体のバランスや動作に影響を与える可能性があるためです。

例えば、急激に体重を増やす場合、筋肉や骨格がそれに追いつくことができず、パフォーマンスに制約が生じる可能性があります。

また、急激な体重増加は身体的な負荷を増やすため、怪我のリスクも高まります。

逆に、急激な体重減少も同様の問題を引き起こす可能性があります。

筋肉量やエネルギー供給が減ることで、パフォーマンスが低下することがあります。

さらに、栄養不足や無理なダイエット方法は、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

したがって、スポーツパフォーマンスを最大限に引き出すためには、健康的な体重の維持を心掛けることが重要です。

バランスの取れた食事、適切なトレーニング、そして十分な休息を取ることが大切です。

もちろん、具体的な事例によっては、体重の増減が必要な場合もありますので、その際は専門家やトレーナーと相談し、適切なアプローチを取ることをおすすめします。

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1ヶ月切ってからの追い込み練習

先程のテーパリングでお話したように1ヶ月切ってからの追い込み練習は必要ないと思っています。

本番にコンディションが悪い多くの理由が実はこれだと思っています。

まだ1ヶ月あるから一度限界まで追い込むという発想になりがちですが、人間はそう簡単に疲労が取れるわけではありません。

また、このタイミングで怪我をしてしまうと多くの場合が試合に間に合わないことがほとんどです。

例えば、いつもは50kgの重りを持って20回スクワットを5セットしているのであれば、50kgの重りはそのままで20回を10回にしたり、5セットを3セットに変えるなど強度ではなく量の調整していく方がいいです。

ただし、これも競技、個々によって異なる部分もあるため、コーチ、トレーナーと相談していく必要があります。

まとめ

本記事では、本番で力が発揮できる方法や、やってはいけないことをご紹介してました。

ピーキングにおいて最も重要なことは、適切な回復期間を設けることと身体と心のバランスを保つことです。

競技者の個別のニーズや目標に合わせてカスタマイズする必要があります。

専門家の指導を受けながら、計画的なアプローチを取ることが重要です。

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