本当に応援は力になる?声出しOKになった今こそ考える応援の力
こんにちは、福岡伸哉です。
スポーツをやっていて応援されたことで勢いに乗れたり、ピンチでも踏ん張れたという経験はありませんか?
実際ホームとアウェーの試合を比較するとホームの試合の方が勝率が高くなるというデータはありますので応援が力に変わることは肌感覚としてあると思います。
では、本当に応援がどのようにパフォーマンスに影響を及ぼすのか、どんな応援が有効なのかを科学的に答えていこうと思っています。
本記事を読むことで、パフォーマンスを上げる正しい応援の仕方や、タイミングがわかるようになります。
また、声出し応援が解禁された今だからこそ、応援の意味ついて考えてみたいと思います。
記事の信憑性
それでは、さっそく見ていきましょう。
応援の効果
結論から言うと応援されることで選手の運動量が約20%アップすることがわかりました。
また心拍数が上がっているにも関わらず、後半の方が走行距離やステップ数が伸びているというデータから、見られたこと・応援されたことにより、心拍が高い疲れている状況でも頑張れていたことになります。
やはりスポーツに応援は必要なようです。
では、どのように応援すればいいのでしょうか?
「応援は具体的な言葉の方がいい」
試合中に不安や焦りを感じて緊張している選手に、「自信を持って!」「強気!」「集中!」などと、つい声をかけたくなりますよね。
しかし、ただ声をかけるだけでは、かけられた側は具体的にどうすればよいかがわからないままです。
具体的な指示によって行動を変えて、気持ちや体の反応をコントロールすることが大切です。
例えば、「自信を持って!」→「胸を張って」、「強気!」→「上を向いて」、「集中!」→「一度、深呼吸して」など、あくまでも例えですが具体的に声をかけてあげる方がいいと言われています。
「応援のNG言葉」
選手自身が一番わかっている言葉を言うことは選手によってはマイナスに捉える場合があります。
例、凡ミスをした直後に「落ち着けー」、疲れているときに「もっと走れー」などは監督やコーチをいう関係性ならまだいいのですが、観客席から関係性のない人達からこのような言葉が飛ぶと選手によっては「わかっているよ!!」とイライラが募る結果にもなります。
こうゆう時こそ、凡ミスした時は「大丈夫だよ、切り替えよ」や疲れている選手には「まだできるよ、頑張ろう」など前向きになれるような言い方で応援する方が良いと言われています。
応援の種類や関係性
「声出しだけが応援ではない」
もちろん、声を出して応援できれば一番いいのですが、声を出すことが苦手な人もいれば、そもそも声が選手まで届くだけの声量はかなりのものです。
そんな場合は拍手で応援しましょう。拍手だけでも選手にとっては大きな力に変わるものです。
例えば、ビッグプレーが出た時は大きな拍手、気持ちを切り替えていこう「次だ!!」の時は短めの拍手など拍手の種類を変えることで選手に伝わる応援になると思います。
「関係性の近い人ほど応援の効果は高い」
応援は多ければ多い方が良いのですが、やはり、親族や友人、コーチ、監督といった関係性の近い人からの応援の方が効果が高いと言われています。
そんな中でも最もパフォーマンスの影響を与えたのは同じ試合に出ている選手同士からの声かけ、コミュニケーションでした。
当たり前のように思えますが、ポイントは試合中という点だと思っています。
コミュニケーションが大事ということは理解していてもどのタイミングでコミュニケーションをとるのかという部分も意識する必要がありそうです。
試合中にコミュニケーションを取っているから強いチームなのか、強いチームは試合中にコミュニケーションを取っていたのはわかりませんが相互関係はあると思います。
まとめ
本記事では応援がどのようにパフォーマンスに影響を及ぼすのか、どんな応援が有効なのかを執筆しました。
応援については言葉選びや関係性がパフォーマンスに大きく左右しますが、選手達のとって応援が大きな力になることは間違いないようです。
そう思うと東京オリンピックが無観客開催でなければもっとメダルが…と考えてしまいますね。
そんな辛い時期を乗り越えた今だからこそ、以前にも増してスポーツを応援で盛り上げることができると思っています。大きな声で応援しましょう。
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