バドミントンに持久走って必要?本当に必要な体力とは?
こんにちは、福岡伸哉です。
バドミントンを学生時代にやっていた選手はトレーニングとしてグランドや体育館で長距離の持久走を走った経験はあると思います。
僕自身も当時からバドミントンにマラソンみたいな体力必要なのかな?と疑問に思いながらトレーニングを行なっていました。
そんな疑問、悩みに科学的に答えていこうと思っています。
本記事を読むことで、バドミントン競技において持久走のような体力が必要か否かがわかるだけでなく、バドミントンに本当に必要な体力がわかるようになります。
記事の信憑性
それでは、さっそく見ていきましょう。
運動に必要な体力の種類
まずは運動は大きく分けて異なる2つのエネルギーを使って行われています。
有酸素運動と無酸素運動です。(本記事ではTP-PCr系、乳酸系をまとめて無酸素運動とします。)
バドミントン競技は無酸素運動の方が重要とされています。
バドミントン競技には持久走は不要?
では、バドミントン競技には持久走は不要なのでしょうか?
もちろん、シャトルランやコート内フットワークなど無酸素に近い運動が必要なのは当然ですが、持久走が不要とまでは言えないと思っています。
ベースの能力として必要
持久走を行うことで酸素を取り込む能力(以下、酸素摂取能力)が高くなります。
この酸素摂取能力が高くなることで心肺機能が強化されて、より強い運動でも酸素不足になりにくく、長時間運動を続けることができるようになります。
バドミントンにおいて戦うためのベースの能力として必要だと思います。
ケガの予防になる
バドミントンの研究ではありませんが、持久力のある選手の方がケガの発症率が低いというデータがあります。
理由はわかりませんが、バドミントン競技においてもケガの予防に持久走は必要かもしれません。
自信がつく
科学的な話ではありませんので深く説明はしませんが、これだけ走ったという自信や根性がコートに生きるかもしれません。
バドミトンに必要な持久走とは?
バドミントンにおける持久走は、サッカーや野球と同じなのでしょうか?
適切な距離や時期を理解して練習に持久走を取り入れることが大切だと思っています。
走る距離
持久走が必要といえどバドミントンには10kmや20kmは不要だと思っています。
個人的には2km〜3kmを目安に走ることがおすすめです。
持久走の中では短い距離ですが、この距離を全力で走り切ることで有酸素運動から無酸素運動に切り替わるポイントが向上されますし、よく酸素摂取能力の指標として使われやすい距離になります。
あくまでもトレーニング目的の場合であり、フォーミングアップや疲労をとるために試合翌日のランニングに関しては距離、スピードは気にせずに行ってください。
走る時期
毎日、時期を無視して持久走をトレーニングに入れ込むことは考える必要があります。
先ほど書いた通り、持久走の目的はベース能力を作ることになります。
1年間でピークにしている大会の3ヶ月前までは持久走を取り入れ、3ヶ月以内になった時期には無酸素運動をメインに強化することで負けないコート体力がつくようになります。
まとめ
本記事では、バドミントン競技において持久走が必要か否か、本当に必要な体力についてお伝えしました。
もっと長距離の持久走を練習に取り入れている選手もいますし、それを否定しているわけでもありません。
ただ、練習やトレーニングができる時間にも限りがあります。
持久走のみならず、今の時期には何を練習すべきでトレーニングで何を取り入れるべきか、なぜその選択を行ったのかを指導者のみならず、選手自身も理解して取り組めると良いを思っています。
その他、SNSでもタメになる情報を発信
コメント