試合前に何をする?正しい試合前の行動、ウォーミングアップ方法。
こんにちは、福岡伸哉です。
試合前の準備って何をしたらいいの?ウォーミングアップも何が正しいのかよくわからない。
こんな悩みありませんか?
こういった疑問に答えます。
僕自身も学生時代は試合時間が近づいてきたらウォーミングアップにランニングをする程度で、特に何も考えずに試合に臨んでいました。
当然ですが初戦はエンジンがかからないなと思う時もしばしばありました。
本記事を読むことで、ベストパフォーマンスを発揮するための試合前の行動や正しいウォーミングアップ方法がわかるようになります。
記事の信憑性
それでは、さっそく見ていきましょう。
正しいウォーミングアップ
近年のウォームアッププログラムはIan Jeffreysによって提唱されているRAMPプロトコルを参考にプログラミングされていることが多いです。
RAMPプロトコルとはRAMPの頭文字が下記の単語を表しています。
- Raise(上昇)
- Activate(活性化)
- Mobilize(可動性)
- Potentiate(増強)
Raise(上昇)
ランニングや低負荷エアロバイクなど
少しずつ動いて、心拍数や呼吸数を上げていきます。関節を動かしやすくしていきます。
Activate(活性化) & Mobilize(可動性)
動的ストレッチなど
動的ストレッチは反動を使って身体を動かして筋肉を刺激しながら関節の可動域を広げて柔軟性を高めるストレッチのことを言います。体温や筋温、代謝を上げていきます。
Potentiate(増強)
コート内フットワーク、基礎打ちなど(バドミントン競技)
競技に近い動きを取り入れて強度を上げていきます。
本番に近い状態に近づけていくことでスムーズに試合に入ることができます。
あくまでも一例ではありますがこれを軸に順番にウォーミングアップを考えてみてください。
試合前にどんな行動をとる?
試合前の行動パターン
選手の試合前の行動パターンには2つの違いがあります。
試合前は音楽を聴いて、外部からの声をシャットダウンして自分に集中する選手(閉鎖スキル)
なるべく周りの環境を見ながら、選手同士で談笑しながら試合に向かう選手(開放スキル)の2つがあります。
どちらがいいかは選手の性格にもよりますが、水泳や陸上など個人競技は閉鎖スキル、サッカーや野球などの団体競技は開放スキルが多いと言われています。
例外としては、個人競技であってもテニスやバドミントン、格闘技など対戦相手の状況を見ながら自分のプレーを選択しなければいけない競技は開放スキルが必要です。
また団体競技であってもラグビーのペナルティキックや野球のピッチャーなどは外部からの声をシャットダウンして自分に集中する閉鎖スキルが必要な部分があると思います。
試合に向けてどのような行動をとる方がベストかは個々によって違いますので参考までにしてください。
その他、パフォーマンス影響がある行動
音楽とパフォーマンスの関係性
運動前に音楽を聴くことでいいパフォーマンスが発揮できることは少しずつ浸透してきています。
特にパワー競技などの無酸素系の競技においては運動前に音楽を聴く方が結果がいいというデータがあります。
ただ、面白いのがアップテンポの曲でもバラードでも効果に差はなかったという結果です。
個人的にはアップテンポの方が力が出そうですが…
要するに試合前にはその選手が好きな音楽を聴けばいいということですね。
香りとスポーツパフォーマンス
研究で、香りによって映像のスピード感が変わるという現象が発表されました。
今回発見されたのは、同じ映像でもレモンの香りが伴う時は、映像が遅く、バニラの香りが伴う時は、映像が速く見えるという現象です。
理由はまだわかっていませんし、即時効果しか検証されていない点を踏まえるとまだまだ追研究が必要ですが今後香りを使ってスポーツパフォーマンスを上げるヒントになりそうな気がしています。
レモンの匂いを嗅いですぐにバドミントンしたら相手のスマッシュ遅く見えるのかもしれません。興味ある方は一度試してみて下さい。
まとめ
本記事では、ベストパフォーマンスを発揮するための試合前の行動や正しいウォーミングアップ方法について紹介させていただきました。
これが全て正しいと結論づけるのは難しく、国籍や性別、競技レベルによっても違うと思いますし、特に性格や競技種目によっても大きく変わる気がします。
ただ、何もやらずに試合に臨むよりも何か一つの軸、基準で行動して試合に臨む方が自信に繋がりパフォーマンスには良い影響があると思っています。
まずは個人でやれそうなことから取り入れていただけると嬉しいです。
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