バドミントンの試合中に足がつらないためにできること。
こんにちは、福岡伸哉です。
試合中、足がつって負けました。足がつりそうで全然動けなかった。
こんな経験はありませんか?
僕はあります。しかも足だけでなく全身の筋肉が痙攣(つる)して運ばれた経験もあります。
その当時の自分を思い返すと身体に関する知識がなく、全ての行動が間違えており、「そりゃあ、痙攣するよなー」と今になると思っています。
ただ当時の自分は悔しい思いしかできず、周りにもどうすれば良いのか教えてくれる人もいませんでした。
僕と同じような思いをしてほしくないと思い、この記事を執筆します。
足がつるとは一般的にはふくらはぎの筋肉を指しますが太ももや足の裏など筋肉がある場所ならどこにでも起こります。こむら返りはふくらはぎがつることを指します。医学的には筋痙攣と呼びます。
本記事では足がつる=こむら返り=筋痙攣を思って読んで下さい。
記事の信憑性
本記事を読むことで、スポーツで足がつってしまう原因やバドミントン競技において足がつりにくくなる方法がわかるようになります。
それでは、さっそく見ていきましょう。
スポーツにおいて足がつってしまう原因
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- 脱水
- ミネラル不足
- 栄養不足
- 過度な緊張
- 疲労
などが挙げられます。
足がつった経験がある方は、まず、この中でどれが当てはまるか考えていただければ良いかと思います。
ここまでは一般的に少し調べればわかる知識かと思います。
では、本記事の本題でもあるバドミントンで足がつってしまう原因で多いのは何か、つりにくくなる方法、プレーでの注意点を自身の経験も踏まえ紹介していきたいと思います。
エネルギー不足
これはトレーナーをしていてよく経験することなんですが、「試合前にご飯を食べると動けなくなるので食べない」「ご飯が食べれない」という選手をよく見ます。
同じのようで全く原因が異なります。
前者は正しい食事のタイミングを知らないという知識不足、後者は精神的な問題なのでそれぞれアプローチ方法を変える必要があります。
ご飯を食べると動けなくなる場合
まずはどのタイミングで何を食べるべきかを教えてあげる必要があります。
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- 2時間前〜3時間前
ご飯やパン(固形で腹持ちが良いと言われるもの)
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- 1時間前
バナナやカロリーメイト(固形だが一般的に消化がいいと言われるもの)
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- 30分前
ゼリー(固形ではなく、かつ消化が良いと言われているもの)
ざっくりですがこの基準で選手達に食事を指示することが多いです。(あくまでもバドミントンに限ってのことなので他競技は参考程度にしてください)
またバドミントン場合はトーナメント戦やリーグ戦で1日に複数試合することが多いです。
1回戦に合わせて考えるのではなく、1日の中で最も山場になるであろう試合に合わせて時間を逆算しながら食事していただくのが良いかと思います。
ご飯が食べれない場合
この問題は、緊張やプレッシャーなど精神的なものが多いと思います。
無理してご飯を食べさそうとしても逆効果です。そうだとしても食べないという選択肢も良くありません。
このような場合、僕は「なんでもいいからまずは食べれそうなものを食べてみよう」と伝えています。
ご飯が無理でも、ドーナツや菓子パンなら食べれる、ヨーグルトなら食べれるなど、まずは食べれそうなものを探すことが重要だと思っています。
そこから少しずつ理想とする食事やタイミングに近づけていく練習をしていくようにしています。
過度な緊張
これはよく「全国大会の1回戦でつりそうになった」という場合などに多い原因です。
初戦なので明らかに疲れているわけではなく力みが原因となっているケースです。
脳からの信号が神経を伝って、筋肉を動かす。
この過程の中で異常が起こることで痙攣を引き起こすと言われており、近年では一過的な筋痙攣に関しては脱水などの原因ではなく脳由来の問題という説が多く報告されています。
過度の緊張からくる痙攣も脳由来と考えることができます。
疲労
私が現場で見てきた中で一番多い原因はやはり疲労だと思います。
バドミントンは1試合あたりの消費カロリーやキツさはスポーツの中でもトップクラスであり、それを1日3試合、4試合することもあります。
疲労しないというのは不可能ですが、なるべく筋疲労を抑える方法はあると思っています。
ストレッチやマッサージという試合前のケアについては除外してここではプレーに関する話をしていきたいと思います。
ジャンプスマッシュの多用には注意
バドミントンで最も筋疲労が大きいのはジャンプスマッシュです。
足がつってしまう瞬間もほとんどがこのジャンプ直後に起こることがほとんどです。
逆を言えば、ジャンプさえしなければバドミントンで完全に足がつってしまうことはほとんどありません。
足がつりそうになった場合はしばらくジャンプショットを控え、ランニングフットワークに切り替えて時間を稼ぐことで筋疲労が回復してくるケースがあります。(ルール上、完全な休憩はできないので)
裏を返すと、相手選手が疲れている(足が攣りそう)のにドロップやハイクリアーを使ってゆっくりとした球まわしをしてしまうと逆に相手選手に回復させる時間を与えていることにもなるのでいい戦略とは言えません。
まとめ
以上が、「バドミントンの試合中に足がつらないためにできること」でした。
今回は試合に入るまでにできること、プレー中の対策をメインで書かせていただきました。
バドミントンにおいて足がつるというのは誰も助けることができず負けに等しい状態です。悔しい負け方をしないように準備して試合に臨むことが大切です。
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